0⇔∞(仮・はてなブログ継続)

こちらのブログは、はてなダイアリーの同タイトル日記から継続しています=管理人は一緒。Twitterと以前のブログ含め管理人筆者は生物学的にも精神的にも生まれてから約半世紀変わらず2000%男ですよ。

酔眼朦朧

すいがんもうろう...と、読みます。

様々なことが絡み合って...?

  • さ、今週はF1メキシコグランプリですね。日本GPは台風の影響で予選&決勝1Day開催。山本尚貴選手のトロロッソ本田技研工業株式会社によるFP1走行からフェラーリの今季象徴するドタバタ、ボッタスおめでとう&ハミルトンのすこ~し...?な作戦含めて...あのミディアムタイヤが最後まで大丈夫だったのか、フェッテルを抑えられたのかは、実はハミルトンにしか解らないような。FP3が台風で中止になったのが判断材料の不足伴って色んな事がありました。そこでずーっと様々な意見、各所でコメント眺めてたら、S,フェッテルのフェラーリ今年含む5年間は最悪で期待を裏切った云々というコメントがありまして、思うところがあります。

 最初に断っておきますが、レッドブル時代のゴタゴタ含めてあまりフェッテルに競技面での良い印象はありません。管理人は。速く走って勝つこと以外に興味なさそうな、ちょっとしたレーシングマニア、オタクな雰囲気は嫌いじゃないです。好調時の明るさ等々。
 確かにイタリアGP勝利は新入り”生意気シャルル君”に持っていかれ、エラーが目立つここ2年ですけれど、そもそもの出発地点を覚えてますか?2014年のレギュレーション改定。そこでメルセデスがスタートダッシュした事がここ数年の全てでしょう。S.フェッテルのフェラーリ加入後の成績を把握してますか。

  • 2015年全19戦/3勝(他表彰台10回)P.P3回。ランキング3位。
    • チャンピオン/L.ハミルトン...10勝。2位N.ロズベルグ...6勝。
  • 2016年全21戦/0勝(表彰台7回)。ランキング4位。
  • 2017年全20戦/5勝(他表彰台8回)。P.P4回。ランキング2位
    • チャンピオン/L.ハミルトン...9勝。3位V.ボッタス...3勝。他3勝はレッドブル
  • 2018年全21戦/5勝(他表彰台7回)P.P5回。ランキング2位。チームメイトのK.ライコネン1勝。
    • チャンピオン/L.ハミルトン...11勝。残り5勝はレッドブル

 全く相手になってないのが一目瞭然です。(メルセデスがボッタスの勝利分にチームオーダー発動していたらフェッテルとの差は更に広がったハズです。ここ2年の接戦はメルセデスのチーム内平等によってフェラーリが近寄れたタイトル争いでもあります)
 ルール改定後、フェラーリは一度たりともメルセデスより速い車を作っていない。強いチームだった事が無い。それだけです。S.フェッテルはそんな中でメルセデスが取りこぼしたレースをレッドブルと奪い合ってランキングを保ってきたワケで、むしろ大健闘といってよいでしょう。どのGPで勝ったのかを、その時のメルセデスの順位を見てみると一層よく解ると思います。時にメルセデスを2位、3位に従えて勝ってるレースもありますが、それはレッドブル時代からフェッテルの真骨頂、又は”P.P以外&逃げ切る以外でレースに勝てない”等と言われるほどに、そのGPで車がしっかりセッティング決まって速い時はどうしようもなく速い、誰も止められなかったお得意の勝ち方。フェラーリでもそれは健在で、いくつかは抑え込んで、千切って勝ってます。しかし、その他は大抵メルセデス勢が順位低く、当時は不得意だった小回り、市街地サーキット等=ハンガリーモナコシンガポール、カナダ等で稼いでます。シーズン終盤で油断あったブラジルでも掠め取った勝利があったりしますね。
 その差の原因は2016年まで続いたトークン制が原因なのはハッキリしてます。
 エンジンをいくつかの区画に分割し、年間で開発可能なパーツを制限、規定以上の開発や部品交換、エンジン交換をするとグリッド降格ペナルティとなる制度。グリッド降格こそまだありますが、このお陰でF1の歴史上最も資金を投じている2台巨頭=フェラーリ本田技研工業株式会社は最初に突き放されたメルセデスとの差を縮めよう、追いつこうとしても、どれだけの資金を用意していても全く開発出来ない=追いつけない状況となった期間がありました。本田技研工業株式会社の場合は当時の新ルール草案に関わっていない、後発2015年スタートという更なるハンデありつつその上マクラーレンから全く無意味なコンセプトを押し付けられ、何の猶予もなく罵られ続ける2年間を過ごしてボロボロだったわけです(その中でも確実に前進してたんですけど)。そして2017年からトークン制が撤廃されます。ちょうど気が良いトロロッソと手を組んだ本田技研工業株式会社はその開発力を、抑えつけられていた跳ね馬はここから爆発的な技術力、開発でもって過去3年全くどうにもならなかったエンジンパワーでフェラーリは2018年ドイツ以降追い抜いたとされ、実際今も最強パワーユニットの地位を確立、ホンダも4番手からほぼ上位メ-カーと遜色無いところまで辿り着いています。たった1年半で。
 それでも勝てないのがモータースポーツの面白いところかもしれません。。2017年のフェラーリはあと一歩の所まで追い詰めながらスタートでのクラッシュ、連続するエンジントラブル(急激な開発パワーアップで信頼性を損なっていた)で脱落。2018年は...ドイツ以降はメルセデスも、他メーカーも認める最強パワーユニットと化しながら、どうしようもないチーム戦略の凡エラー、エースなはずなのにあまり優先されない苛立ちからくるフェッテル自身の凡エラー等で2冠取れたのに無冠...。特に昨年と今年ここまでは本当にエラーが多い印象になってしまってます。争っているハミルトンが速く、チーム戦略もそこそこ緻密で手堅い上にほとんどドライバーエラーをしない人なのが比較として、フェッテルのエラー多い評価になってしまうのは当然でもあります。ただし、先日のシンガポールでP.P取って勝つまで、今のフェラーリはあの手のサーキットひいては鈴鹿でも大苦戦するはずだと思っていたわけですから、シーズン終盤になってやっとマシンバランス改善して現F1最速のマシンになっただけで、序盤は冬テストの圧倒的差は何だったんだくらいでボロ負けし続けたここまでの2019年です。パワーユニットこそ自由開発で追い越してもチーム力、リーダー不在はどうにもなってません。”生意気シャルル君”に掻き回されて、どす黒い無線が世界中に流されてもどうにも出来ない程度の偉い人しかいないのでは、ドライバーは安心してレース等出来ないでしょう。ロシアGPで正攻法で逃げ切ろうとしたフェッテルが無理矢理順位を下げられたのを見てれば今のフェラーリが、フェラーリが勝つことより”わがままシャルル”のご機嫌取りチーム、フェッテルゴミ扱いと化してるのは明らかで、加入から4年毎年ライバルより遥かに遅い車で互角以上に戦ってきたドライバーをこのチームらしくボロ雑巾のように捨てようとしてるのも明白です。道具を使って競う競技である以上、特に車の場合は遅い車ではまるで勝負になりません。フェッテルの苦戦は、F1がメルセデスの独走を事実上容認=他メーカーの追い上げを禁止し、フェラーリの無策、優柔不断から足を引っ張られ、もはやチームにいる意味も無さそう、居場所もなさそうなのに他に行く先も無く、ナンバー2に降格させられてる中での評価としてはかなり不公平で正しい評価とは言えないでしょう。...とは思いつつ、2018年に関してはもしJ.バトンかF.アロンソフェラーリに乗って1stドライバー明確だったらひょっとしたかもしれない...でもフェッテルのナンバー1を徹底してたら...と、少し考えてしまう程には際どく惜しいシーズンでした。...あの無策、ボロボロさなら誰が乗っても勝てなかったとも思いますけれど。
 ドライバーに文句言う前に、開幕戦からメルセデスと互角以上に戦えるマシンをエースに与えてあげたらどうですか。その上での評価ならともかく、今の状態&”わがままシャルル君”が今のままなら管理人として評価は無理です。フェッテルのピークやチームへの信頼等が損なわれてから速い車が出来上がっても、手遅れです。

追加で一言。

  • メキシコGP終了。管理人はいつものようにフジテレビNEXTでライブ観戦でした。レースも色々言いたい事てんこ盛りな内容ですが、それとは別にマックス・フェルスタッペンへの批判があるようなので。P.P確定後の黄旗無視によるグリッド降格は当然最悪な行為です。しかし、V.ボッタスへのオーバーテイクは完璧、パーフェクトです。完全にボッタスが油断してイン側を無防備、無警戒で空けてしまった所をパーフェクトなブレーキング技術でフェルスタッペンがオーバーテイクしただけ。ブレーキングで止まれずに少しオーバーランしてインを空けてる=あのコーナーであればそれは負けを意味するので、ボッタスがすべきはそこでは諦めてもう一度抜き返す術を探ることで、腹いせにぶつけることではない。あの接触は一流ドライバー...F1に乗るようなドライバーだけじゃなく、標準のレーシングドライバーなら全員が絶対にしない類の接触であって、それによってフェルスタッペンは優勝争いが遠のいてしまった。メキシコGPでのボッタスは、FPでアルボンへの幅寄せでスピンを誘発させる等危険なドライビングが多かった。そこへ言及しないでフェルスタッペンがボッタスに危険な行為をしたとか寝言ほざいてるレース素人の腐れ外道共は場違い筋違いだから全員黙ってろ。引っ込んでろ。物事理解してから話ししろよ。パーフェクトな技術を称賛出来ない連中が騒ぐな。それだけ。